まさかの展開ですね。方向性がおかしいのは気のせいじゃないです。私だって不思議だ！
個人的に彼が好きという私の趣味が炸裂しております。
だって切ないじゃないですか！存在自体。
以下、色々妄想。
多重人格のボスはディアボロ、恐らく本体ですよね。
ナーゾさんはただの偽名だったのでしょうか。
ディアボロが若気の至りとはいえ避妊もしないで(爆)女性に手を出すとは考え辛いんです。
過去を気にしだしたのはもっと後なのかとかいくらでも理由は考えられるのですが。
もしナーゾさん自体が以前からあった別人格だとしたら、それって凄く切ないなって。
ディアボロは自己愛。
ドッピオは依存愛(結局は自己愛)。
ナーゾさんだけは他者を愛したのかな、とか。
本編でもどうしてあの場でトリッシュを始末しなかったのか。
手首だけどうして残したのか。
これは先生自身がまだスタンドの能力があやふやだったということも考えられるんですが
妄想し尽くせば、ナーゾさんが。とか。
ナーゾさんの存在はディアボロにとっては消したい存在。
いくら自分が過去を消すこと、自分を消すこと頑張ろうとも、人として生きた証を残したいという誰しもが持つ望みを同じように持った人格のナーゾさんは邪魔だった。
普段から抑え続けてた、けど娘へと危機が迫ったときエピタフとはまた別かもしれませんが何かしらの能力によって(あるいは直感)ブチャラティにおもいを託したとか。
自分の足跡を残したい。誰かに自分の存在を伝えたいって誰もが持つ感情じゃないでしょうか。
ドッピオにとって自分の人生のオーディエンスはボスだけで良い。
ディアボロにとってもそれは同じで、それは結局自己愛です。
自分の中でぐるぐるぐるぐる巡るだけ。
ドッピオはボスと自分の関係はわかっていなかったと思うのでそれでも幸せだとおもいます。
絶対に自分を裏切らず、導いてくれる人が傍にいると思えたのだから。
ディアボロにとってはドッピオは一つの人格であることも分かっている。
彼にいくら慕われようと、彼の存在がどんなに大きかろうとあくまで自分の脳みそ(心？)が生み出した妄想の産物です。
客席がそれ、つまり自分自身のもう一つの像だけの人生。個で孤立して誰とも繋がらない人生。
観覧者どころかそこには傍観者もいません。そんな人生、絶頂を歩んでいると感じながらもなにか閉塞感や渇きを感じて生まれた存在がナーゾさんだったら。
自分以外の別の独立した存在の誰かと繋がりたい、何かを残したいというありふれた思いの結晶の人格がナーゾさんだったらとかおもうと、切なさ乱れうちです。
ディアボロは見たところドッピオ時の記憶もしっかりしているようです。というか同時に存在できてますしね。
ディアボロとナーゾさんも記憶を共有していたら、何か考えたり感じたりお互いしたのでしょうか。
ディアボロの一方通行のコンタクトだとしても、どうだったんでしょうね。
娘がいると分かったとき、思い当たる節は一つしかない、わけではないかもしれませんが。
ちゃんと出会いとか覚えているボスって律儀だなとか。
ナーゾさんという人格は存在しなくても、それならそれを演じていたのはディアボロで。
ディアボロが誰かと触れ合いたい、繋がりたいと思えたトリッシュママンが気になります。
ナーゾさんの行動を見ていたとしても、自身がナーゾという人間を演じていたとしても。
人と触れ合おうとしたことには変わりないんだなと。
その結果、自分が人と繋がろうとした結果がトリッシュなわけで。
それが自分の(自業自得ですけど)破滅へ繋がる。
トリッシュへの思いとか、考えただけでご飯がしょっぱくなります。
ところで、ボスは死に続けていますが
人と関わろうとしてこなかった彼を覚えて、思ってくれるのは皮肉にもその娘とコロネ達だけなんですよね。
ジョジョの親子たちはどうしてこうも皆切なかったり報われなかったり、ぐぬぬぬぬ。